スポーツビジネスはサブスクと相性ばっちり!~会員制ビジネスを構築し収入を安定させよう!~

私は、現在様々な「会員」になっています。スポーツジムやスポーツショップの会員、資格スクールの会員…等々。あなたは、どうですか?おそらく、ひとつふたつは何かしらの会員メンバーになっているのではないでしょうか??そして、スポーツクラブやスポーツ教室、コーチ業をされているあなたであれば、会員制サービスをメインに事業を運営されていると思います。

 「サブスクリプション(継続課金)が今後のビジネスの主流」と最近よく言われています。

この、いわゆるサブスクは、様々な業界で導入されていますよね。今では、自動車業界でも、音楽業界でも、映画業界でも、ファッション業界でも、本当に様々な業界で導入されています。

ただ、このサブスク、あなたが行っているスポーツクラブやスポーツ教室といったスポーツビジネス業界では、昔から当たり前のように、この会員制サービスが導入されています。あなたの教室やクラブもそうなのではないでしょうか?つまり、意識しているかどうかは別にして、皆さんは時代の最先端ビジネスを以前から取り扱っているんですね!

では、なぜこの会員制サービスが、今になって広まっているんでしょうか?

会員制サービスには、以下のようなメリットが考えられます。

 ・月謝や会費という定期的な安定収入を確保でき、経営の見通しが立てやすい

 ・会員との(継続的な)コミュニケーションがとれる

 ・LTV(Life Time Value=顧客生涯価値)が高くなる

 ・キャッシュフローが安定する

会員制なので、毎月の月謝がいくら入って、いくら支出があるのか?という損益計算を立てることが容易にできます。入口と出口(収入と支出)の予測が立てば、経営も安定させることができます。

例えば、収入が多い月であれば、翌月の広告費を多めに出そうかといった活動や、単発のイベントを開催してみることも、無理のない範囲でできます。

つまり、お金を予測できるので、次のお客さんを集めるための「投資」に使えるんですね
で、会員さんとはトレーニングや面談を通して継続的なコミュニケーションをとれるので(しかも、スポーツ系のトレーナーやコーチは信頼感を得やすい!)、良い関係性を構築できますし、このように継続的によい関係性を深めることができるので、結果、その会員さんのLTV(顧客生涯価値)も高めることになります。

つまり会員制をうまく回せるようになると…

お金の出入りが読める⇒②新たな顧客獲得やサービス向上のための投資もできる⇒③顧客との関係性もよくなる⇒④会員が長く会員でいてくれる(会費を払い続ける=LTVが高くなる)⇒⑤キャッシュフローが安定する⇒⑥新たな投資ができる

このような流れが作れるので、サブスクは全世界でかなり広まっています。

しかし、この最強のビジネスモデルである会員制サービスは、日本は相当遅れているようです(今、急激に各業界で導入が進んでいますが…)。

しかし、日本で昔からず~っと会員制を導入して、会員制ビジネスが定着しているという業界が、あなたが行っている「スポーツビジネス」なんですね!

ではでは、そんなスポーツビジネス(ここでは、スポーツクラブやスポーツ教室でイメージしてもらえれば)が、なぜ会員制サービスと相性がいいのかを説明していきますね。

私が以前行っていたサッカースクールを例に説明しましょう。

新たなスクール生募集のために、無料体験を実施し10名くらいが参加してくれました。
このクラブの無料体験会の平均参加人数は15名~20名くらいです。
で、その中から4割(6名~8名)くらいが入会してくれています。これは、毎回そこまで大きく変わりません。
この仕組み、本当に運営する上ではできてよかったな~と思っています。

毎月15名~20名程が無料体験会に参加し、約4割(6名~8名)が入会してくれる。
当時の月謝が4000円だったので、毎月各クラス24,000円~32,000円ずつ売上が立つんですね。

無料体験会は、3クラス(同じサッカースクールの中に色々とクラスがありました)毎に実施されていましたが、無料体験会参加人数や、そこからの入会者数に大きな違いはなく、大体15~20名体験会参加の4割入会が、このスクールでした。
各クラスが実施すれば、18名~24名が入会することになり、60,000円~80,000円の売上予測が立ち、お金の出入りが大体把握できますよね。

あとは、この手法を続けて改善点を考えながら、ブラッシュアップしていくだけです。

例えば、「なんで今月はいつもより体験者、入会者が多かったのかな?」⇒「どんな時期に実施したのかな?(学校の休み期間とか)」⇒「どんな企画のどんなチラシを使ったのかな?」⇒「どれくらいの枚数のチラシをどの地域に配布したのかな?」

 などなどを考えて、より精度を高めていけば、無料体験会参加者、入会者は自然と増えていきます。

新規入会者はプラスしかないですし、いつもより少なく(1名~2名)ても入会さえ取れれば、最低でもマイナスにはならないです。

で、退会者は、はっきり言って、あなたのクラブや教室がしっかりと運営さしていれば一挙に10名も20名も退会することは、まずあり得ません。月で見ても、1名~2名いるかどうか?という程度だと思います(やむを得ない理由で退会、が多いように思います)。

ということは、会員数は普通に運営していれば、右肩上がりで増えていきます!
会員数が増えれば、収入も安定します。そして、あとはこの「安定収入」の数を増やしていくだけです。

そして、スポーツ教室では、会員さんと指導者は、スクールで毎回直接お会いしています。
お子さん向けの教室であれば、送迎や見学で来られる保護者の方々ともしっかりとコミュニケーションを取れば、色々な相談事や悩み事を受けることもあったりします(普段言えないことも、こういう場所(コミュニティ)だからこそ、言えたりもするんですね)。

そうなれば、会員さん(保護者含む)と良い関係性を構築することもでき、次に案内する商品やサービスも購入してもらいやすくなる、ってわけですね。

それが、たとえ高額商品であっても信頼関係ができているあなたと会員さんの間柄であれば、安心して購入してもらえるでしょう。

つまり、会員制ビジネスというのは、「入会して頂いたお客様を大事にして、あなたのファンになってもらい、あなたと末永いお付き合いをしてもらおう」というものです。

ですので、最初に何人入ったか?いくらで申し込んでくれたか?といった短期目線ではなく、お客さんのLTV(顧客生涯価値)で見る、という長期的な目線で考えることが出来るんですね。

特に、あなたのやられているスポーツビジネスは、お客さんをファンにしやすいので、会員制ビジネスと非常に相性がいいんですね!

もし、あなたが毎月の売上が見通せなかったり、安定した収入がないなら、是非会員制サービスを導入してみてはいかがでしょうか?
ただし、やれば即儲かるといったようなものではないですし、お客様対応もしっかりと行わなければなりません。
あなたのサービスにあった会員制度があると思いますので、色々と考えてみて下さいね。
そして、もし「いい案が思いつかないなぁ…」といったときには、お気軽に私共にご相談くださいね(笑)。