スポーツビジネスで集客用チラシの精度を高める簡単な手法~チラシは必ずテストを実施すること~
今までの紹介してきたスポーツビジネスにおける集客方法の中で、いくつかチラシ作成に関連することをお話してきました。
「ターゲットを絞る」「お客さんの悩みを解決するような内容」「イベント型で訴求する」「ベネフィットを後押しするような内容がよい」「ヘッドラインに命を懸ける」等々ありましたね。
これらは、チラシ作成において非常に重要で、これらを含んだ内容のチラシを作っていかなければなりません。これらが盛り込まれた内容のチラシは、何も考えず「〇〇スポーツ教室生募集!」と書かれたチラシなんかより、はるかに反応がいいはずです。
しかし、広告は1度作って配布すれば即反応がある、なんて甘いものではありません。より集客効果の高くなるようなチラシにしていくためにも、常に改善点を探りながら、チラシの精度を高めていく必要があります。そのためには、絶対に広告テストをしましょう!
なぜなら、テストをしなければ何がよくて、何が悪いかが分からないからです。
あなたは、「広告テスト?また、大変そうだな…」と思われたかもしれませんが、テスト自体は難しいことではありません。
例えば、Aというチラシを作りました。そして、Bというチラシも作りました。
これらを同じ条件(同じターゲットに向けて、同じ地区に同じ枚数を配布等)で戦わせるんですね。その上で、どちらのチラシの反応がいいか?というテストを実施します(チラシ10000枚を配って、どちらのチラシの方が反応が多いかを見る、という感じです)。
これは、ABテストと呼ばれるものなのですが、例えば、Bのチラシの方が反応が多ければ、勝ったBをチラシとして採用して、そのチラシで案内をかけていく。その後、しばらくすると、勝ったBと、新しく作ったCのチラシでどっちが勝つか競わせる。例えば、Bがまた勝ったらそのままBを使って、常に良い状態、お客さんから反応の良いチラシ、その時その時に一番成果の出るチラシを使い続けることができるようなテストを行い続けるのです(最初のうちの広告テストは、ヘッドラインを変えるくらいのテストで十分だと思います。どちらのヘッドラインの方が反応が多いか?を競わせます。とりあえずは、ヘッドラインのテストで十分です)。
そうすれば、いつしかチラシの精度はどんどん上がり、効果の高いチラシとなっていきます。これは、業界ではよく言われていることですが、どんなプロのマーケティングの専門家が作ったチラシよりも、何度も何度もテストを繰り返して勝ち残ったチラシや広告物の方が成果が出ると言われています。ある意味当然ですよね。ちょっとでも数字を残せるチラシを精査して作り上げていっているのですから。
ですので、あなたがマーケティングのプロであろうがなかろうが関係なく、小さくいいものを徐々にテストしていく。勝ち残ったものを採用していく。そして、そこに資源を投入していく、という戦略を持っていることが重要です。大企業のように、たくさんお金をかけて色々な種類の広告を大量に撒くということはできませんので、あなたや私は、いかに効率の良いものを選んで、そこに持っているリソースを投入できるかというのも、重要な生き残りのための戦略になります。
稼いだお金で広告を出しているなら、絶対に無駄にしたくないと思うのは、あなたを含めた、経営者であれば誰しも思うことです。
だから、毎回広告テストを実施し、反応率のよい広告に仕上げていくということが大事になってきます。 広告テストといわれても、やることは簡単なので、是非あなたも試してみて下さい。