無料→有料へ“価値階段”を作るミッドファネル商品の設計術 ─「とりあえず無料ばかり…」を抜け出すためのステップ構造


はじめに:「無料では反応されるのに、有料が売れない…」

無料PDF、LINE特典、動画プレゼント…
「無料」では反応があるのに、「有料」になった途端にピタッと反応が止まる。

──そんな経験、ありませんか?

私も講座販売を始めたばかりの頃、同じような壁に何度もぶつかりました。
「無料で価値を届けたはずなのに、なぜ有料講座につながらないのか?」
その答えは、「無料→有料」のつなぎ目=ミッドファネルが抜けていたからです。

この記事では、無料特典で集めた見込み客を、有料講座へと自然に引き上げるための“価値階段”の設計方法を解説します。


「ミッドファネル」とは何か?

マーケティングでよく言われる「ファネル(漏斗)」には3つの層があります:

  • トップファネル(TF):認知・興味段階(無料PDF・SNS・ブログなど)
  • ミッドファネル(MF):比較・検討段階(セミナー・低単価商品など)
  • ボトムファネル(BF):申込・決済段階(本講座・高額商品)

このうち、**ミッドファネル=中間商品や比較フェーズでの“信頼の接点”**が抜けていると、有料講座への申込率が大きく落ちます。


なぜミッドファネルが必要なのか?

無料特典で得た“興味”は、数日〜数週間で消えます。
その間に「この人に任せたい」と思ってもらえる価値提供がなければ、ユーザーは次の誰かに流れてしまいます。

つまり、**無料で終わらせない仕組み=“信頼構築型の商品”**が必要なのです。


ミッドファネル商品とはどんなものか?

以下のような「実践・伴走・設計支援型のコンテンツ」が効果的です:

形式価格帯目的
実践型動画講座(例:39,800円)3〜5万円自分で動いてみたい人向けに価値と実績を届ける
テンプレ+ガイドPDF(例:5,000〜15,000円)1〜2万円「やり方は分かるが、形にできない」層を支援
無料相談→設計セッション(例:0円→初回11,000円)数千〜1万円台有料相談に慣れてもらうための導入商品

設計のポイント:価値を3段階で階段状に

  1. 無料特典(PDF・動画・記事)
    • 顕在的な「悩み」に応える内容で、共感と専門性を伝える
  2. ミッドファネル商品
    • 「どうやってやるの?」に答え、成果のイメージを体験してもらう
  3. 有料講座(メイン商品)
    • 実践・継続・変化を得るための伴走サービスや長期支援を提供

“学びたい”から“やってみたい”へ、そして“本気で変わりたい”へ引き上げることが目的です。


私自身の事例

私が提供している講座販売支援の動画講座(39,800円)も、まさにこのミッドファネル商品として設計されています。

  • 無料PDFで「講座が売れない理由」を伝える
  • 興味を持った方に「動画講座でプロセスの全貌」を見せる
  • 「この流れなら実践できそう」と思った方に、個別支援へつなげる

→ この“階段構造”を意識するようになってから、無理な営業をせずに有料申込が生まれるようになりました。


まとめ:無料→有料の“間”をつなぐのが、成功の鍵

  • 無料特典で集めた興味は、放っておくと冷める
  • 「買いやすく、動き出しやすい」ミッドファネル商品を用意する
  • 有料講座は“最後の一歩”であり、その前に段階を踏ませる設計が重要

最後に:講座販売を体系的に学びたい方へ

私が実際に構築した導線を、動画講座として体系化しました。

ゼロから作る“売れる講座設計”
〜講座を作っただけじゃ、売れません?〜
→ 教材・LP・LINE・広告で組み立てる、“売れる仕組み”の作り方

  • 教材構成の設計例
  • LP改善の実録と分析
  • LINEステップ台本の構築法
  • Google広告の出し方と実数値の変化

詳細はこちらから

「なんとなくやっていた講座販売を、構造として学び直したい」方におすすめです。