安くすれば売れると思ってない？講座販売で“価格”が影響しない3つのケース
office-seis「売れない…値段を下げれば、売れるだろうか？」
これは講座販売をしている多くの人が、最初に思いつく打開策です。
たしかに、物販や消耗品ビジネスなら「価格競争」に意味がある場面もあります。
でも、講座ビジネスにおいてそれはほとんど意味を持ちません。
なぜなら、講座は「情報を売るビジネス」だからです。
情報には形がない。
だからこそ、「価格＝価値」と強く結びついてしまうんです。
今回は、安くしても売れない3つの典型的なケースを通して、講座販売における“価格の本質”とその扱い方を深掘りしていきます。
ケース①｜そもそも「信頼」が足りていない
まず最も多いのが、このケースです。
たとえばあなたが、ある人の講座ページを見たとします。
内容はそこそこ良さそう。
でも…「誰なのか分からない」「どういう実績なのか分からない」
そんな人から「29,800円の講座です」と言われたらどうでしょうか？
おそらく、買わないと思います。
では、価格を9,800円に下げたらどうなるでしょう？
→ 結果は…同じです。
なぜなら、価格以前に“信用できない”から。
信頼という“前提条件”が満たされていないと、
どんなに安くしても「買う」という行動にはつながりません。
✅ 解決策：「無料PDF」や「LINEステップ」で信頼を積み上げる
価格を下げる前に、やるべきことがあります。
それは無料で価値を届けることです。
- LINE登録特典としてPDFを配布する
- ステップ配信で講座の背景や自分の想いを伝える
- ブログ記事で「この人、分かってるな」と思わせる
このような「信頼構築の土台」を整えることで、初めて“価格が意味を持つ状態”が生まれます。
ケース②｜価値の伝え方が間違っている
あなたの講座が、どんなに素晴らしい設計だったとしても…
それが伝わらなければ、存在しないのと同じです。
たとえば…
- 「全50本の動画付き！」→ それで、何ができるようになるの？
- 「テンプレート5種付き！」→ どう使えばいいの？
- 「初心者向けです」→ どんな人が、どこまで進めるの？
このように、情報の“量”ばかりを訴えても、価値は伝わりません。
そして当然、価格を下げても変わりません。
✅ 解決策：「価値を“未来”で語る」
講座の紹介では、「何ができるようになるか」「どう変化できるか」にフォーカスしましょう。
価格を伝えるときも、ただ「29,800円」と言うのではなく、
✅ この講座を受ければ、
・LINE導線〜講座販売の流れが“最短ステップ”で理解できる
・自作教材を動画化し、販売できる形に整えられる
・無理に広告を使わず、信頼型の導線が組めるようになる
といったように、「未来を見せる」ことがカギです。
ケース③｜“安すぎて逆に不安”を生んでいる
これは盲点になりがちなケースですが、実際によくあります。
たとえば、あなたが講座販売で真剣に悩んでいるときに…
「たった3,000円で売れる講座の作り方教えます！」
と言われたらどうでしょう？
「うさんくさい…」と感じる人が多いはずです。
つまり、“安さ”が不安を生むこともあるということ。
情報の価値は“形”で判断されない分、価格がそのまま「印象」に直結します。
✅ 解決策：「価格に“理由”を添える」
たとえば、講座価格を39,800円にしたとしましょう。
高いと思われるかもしれません。
でも、以下のような説明があればどうでしょう？
「この講座は、私自身が2年間で得た経験と、50本以上の販売実績を元に構成しています。
あなたが迷わず売れる講座をつくるための“設計図”を、7ステップで学べる講座です。」
このように、「なぜこの価格なのか」が明確であれば、
価格は“不安材料”ではなく“納得材料”に変わります。
価格を下げる＝「武器を手放す」ことになるかもしれない
価格は、言い換えれば「ブランド価値そのもの」です。
もちろん、高くすればいいという話ではありません。
でも、「売れないから安くする」という判断は、
多くの場合、導線や伝え方の不備をごまかす手段になってしまいがちです。
まとめ｜価格は“理由のある設計”とセットで初めて意味を持つ
安くすれば売れる、というのは大きな誤解です。
講座ビジネスは、「信頼」と「伝え方」が揃ったときに価格が効いてくる。
価格で迷ったときほど、次の3つを確認してください：
- 信頼を積み上げる導線はあるか？（PDF、LINE、ブログ）
- 講座の価値は“未来の変化”として伝えているか？
- 価格に納得できる「理由」が添えられているか？
この3つが揃っていれば、
価格を下げなくても「買いたい」と言ってもらえるようになります。
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