講座の“設計ミス”が売上を止める？売る前に見直したい3つのポイント
office-seis「教材はちゃんと作った」
「動画も撮影した」
「価格も考えて、LPも公開した」
──それなのに、申し込みが来ない。
あるいは、「最初は売れたけど、その後が続かない…」
そう感じたことはありませんか？
この原因としてよく挙げられるのは「集客が弱い」「導線が不十分」といった“表面的な課題”です。
しかし、もっと根本的な原因があることも多いのです。
それが、**講座そのものの“設計ミス”**です。
実は、どれだけ見た目の導線を整えても、講座の設計がズレていると売れ続けることはありません。
今日は、売る前に必ず見直しておきたい「3つの講座設計ポイント」を紹介します。
■ 設計ミス①：「誰向けか」がブレている
もっとも多く見られるミスが、ターゲット像の曖昧さです。
「この講座は誰に向けたものなのか」がズレていると、どんなに内容がよくても響きません。
よくある例：
- 「初心者でもOK」と言いつつ、実は中級者向けの内容になっている
- 「主婦でも学べる」と言いながら、ビジネス用語がバンバン出てくる
- 「副業初心者向け」と言いながら、SNSのフォロワー1000人以上を前提にしている
このように、前提条件と伝えたい相手が一致していないと、「自分向けじゃないな…」と思われて離脱されてしまいます。
✅ 見直しポイント
- この講座は「どんな悩みを持った人」のためのものか？
- その人は「どんな日常」を過ごしていて、どこでつまずいているのか？
- 講座内で使う前提知識は、その人が本当に知っていそうな内容か？
これらを明確にし、相手の視点で講座を組み立てることが第一歩です。
■ 設計ミス②：「ゴール」が曖昧
2つ目のミスは、受講後にどうなれるのかが見えていないことです。
よくあるケースは、
- 「スキルを身につけられます！」だけで終わっている
- 「知識を学べます」と書いてあるが、何ができるようになるのか不明確
- 「自分で活かせます」と言われても、活かす場面や方法が分からない
これでは、講座を“投資”として判断できず、「いつかやろう」と後回しにされてしまいます。
✅ 見直しポイント
- この講座を受けたら「どんな行動が取れるようになるか？」
- 具体的に「何ができるようになるか？」
- それによって「どんな変化が日常に起きるか？」
講座は「知識の提供」ではなく、「変化のサポート」です。
この**“変化の設計”を先に描いてから構成を考える**ことが、売れる設計の鍵です。
■ 設計ミス③：「ステップの設計」が雑
最後のミスは、講座内のステップ構成が“なんとなく”になっていることです。
たとえば──
- 「動画を10本撮ったけど、順番は直感で決めた」
- 「スライドはあるけど、どう展開していくかは特に考えていない」
- 「課題やワークの配置は、気分で後ろにつけた」
これでは、受講生は「なぜこの順番？」「次に何をすればいいの？」と迷ってしまいます。
結果として、完走率が下がり、満足度も下がり、リピートや紹介も起きません。
✅ 見直しポイント
- 初心者が最初に“安心して取り組める内容”から始まっているか？
- 「理解 → 応用 → 実践」の順で構成されているか？
- 1ステップごとに「小さな達成感」があるか？
特に重要なのは、最初の2ステップで“できた！”という体感を持たせる設計。
ここでモチベーションが乗れば、その後の継続率はグッと高まります。
■ 売上を止める“見えない要因”は、内部にある
講座が売れないと、つい「LINEの反応が悪い」「広告が弱い」「LPがダメかも」と考えてしまいがちです。
でも実際には、「講座そのものがズレていた」というケースはとても多いのです。
つまり、講座自体が“売れない形”になっていたら、どんなに売り方を整えても意味がないということです。
■ まとめ：売る前に、3つの視点で見直してみよう
- ① ターゲットの解像度はズレていないか？
- ② 講座の“ゴール”が明確に言語化されているか？
- ③ 内容の流れやステップ設計は論理的に整理されているか？
この3つの設計が整っていれば、講座は“売りやすく”なるだけでなく、
受講後の満足度も上がり、紹介・継続にもつながりやすくなります。
見た目や売り方に頼る前に。
まずは“講座そのもの”を、信頼と成果が得られる形に仕上げていきましょう。
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