スポーツクラブをハブとした新たなスポンサーシップモデルを考える~企業の共創と地域社会への貢献~
スポーツクラブの運営において、スポンサーを獲得することは、クラブの安定運営のためにも欠かせないものです。
ただ、スポンサー側から見た場合のメリットはどうでしょうか?
従来のブランドイメージ向上や、ターゲット層へのアプローチといったもので訴求しても、今後はなかなかスポンサーを獲得するのは難しくなると思います。
以前、NHKの記事で「スポーツを支援している企業のうち40%が、今後、支援の縮小や打ち切りを検討していることが、球技の国内のリーグで作る団体の調査で分かりました」って出ていましたし(少し前の記事ですが…)。
ロゴや企業名が掲載による「認知向上」という活動だけで、売上といった経営指標にインパクトを与えることができるのか?って考えると、それは正直難しいと思います。
もちろん「地元クラブを応援したい!」ということが目的でスポンサーになっている企業もたくさんあるので、全てのスポンサーシップが実利につながらないとダメだ!というわけではないのですが…。
ですので、これからはスポンサーシップというものがスポンサー企業にとって、もっと目に見えて実利を出せるものでなければならないと思っています。
事実、スポーツクラブを軸に、スポンサー企業同士が連携し、互いの課題を解決しながら、地域経済を活性化させるという新たなビジネスモデルが注目を集めていますし、私もこのようなビジネスをクラブとともに作り上げたいと考えています(興味のあるクラブの担当者様、ご連絡お待ちしております笑)。
本記事では、このモデルの具体的な仕組みやメリット、そしてスポンサー企業が得られるメリットについて解説します。
スポーツクラブをハブとした地域経済活性化モデル(新たなスポンサーシップモデル)とは?
スポーツクラブをハブとして、地域内の企業同士を繋ぎ、互いの強みを活かしながら、新たなビジネスチャンスを創出するモデルです。
私流に簡単に言えば、クラブとスポンサーが今まで以上に強い絆を築いていくってことです。
クラブとスポンサーが「一緒にチームを応援、支援していく」という絆だけではなく、クラブをハブ(中心)としてチームを支援するスポンサーたちがビジネスでもがっちりと繋がっていき、そこにお金も発生していく…そういう思想です。
スポーツクラブをハブとした地域経済活性化モデルは、地域社会全体の発展に貢献できる可能性を秘めています。
クラブを中心に一大経済圏を築くようなイメージですね。
スポンサー企業にとっても、スポーツクラブを支援することで、様々企業と濃い付き合いができるので、ただの認知向上に留まらない、スポンサーメリットとなると思いませんか?
具体的な仕組み
- 企業の登録: 地域内の企業に、自社の強み、課題、求めるパートナーシップなどを登録してもらう。
- ニーズのマッチング: 登録された企業の情報をもとに、互いのニーズが一致する企業同士をマッチングする。
- マッチングイベント: 定期的にマッチングイベントを開催し、参加企業が直接交流できる機会を設ける。
- オンラインプラットフォーム: オンライン上で企業同士が情報交換できるプラットフォームを構築する。
- クラブによるサポート: クラブは、マッチングの仲介、契約交渉の支援、コミュニティ運営など、様々なサポートを提供する。
スポンサー企業が得られるメリット
- スポンサー企業同士による課題解決:スポンサー企業同士の具体的なニーズに対し、スポンサー同士でマッチングできる。
※もし、既存のスポンサー同士の中でマッチングができなければ、このニーズを解決できるような企業に対して、あなたのクラブの営業が新たなスポンサーになってもらいたいと交渉すると思いますが、この営業も非常にやりやすいはずです。なぜなら、スポンサー依頼をかける企業に対して、すでにニーズ(実利)が見えているからです。ですので、実利のあるスポンサーシップというのはクラブの営業にとっても非常に役立つものなのです。 - 新たなビジネスチャンスの創出: 新規顧客の獲得、新たなビジネスモデルの創出に繋がる可能性があります。
- コスト削減: 共同で課題解決を行うことで、コスト削減を実現できます。
- 地域貢献: 地域社会の発展に貢献することで、企業イメージ向上に繋がります。
- ブランド認知度の向上: スポーツクラブのイベントへの参加や、ロゴの露出などを通じて、ブランド認知度を向上させることができます。
- 従業員満足度の向上: 地域貢献活動への参加を通じて、従業員のモチベーション向上に繋がります。
事例:スポーツクラブで行われる様々な取り組み
例えば、スポーツクラブでは、地域内の中小企業を中心に、以下のような取り組みを行っています。
- 地域特産品の共同開発: 地域の特産品メーカーと連携し、スポーツクラブオリジナルの健康食品を開発。
- 観光業との連携: 地域の観光スポットとの連携し、スポーツと観光を組み合わせた新しい観光商品を開発。
- 地元企業とのコラボレーションイベント: 地元企業と共同で、地域貢献イベントを開催し、地域住民との一体感を高める。
これらの取り組みを通じて、地域経済の活性化に貢献するとともに、クラブの収益向上にも繋がっています。
成功させるためのポイント
- 企業のニーズを正確に把握する: ヒアリングを通じて、企業の具体的なニーズを把握し、最適なパートナーを提案する。
- 信頼関係の構築: 企業との信頼関係を築き、長期的なパートナーシップを構築する。
- 継続的なサポート: マッチング後も、企業をサポートし、関係性を深める。
- 地域との連携: 地域の行政機関や経済団体と連携し、より広範囲な企業にアプローチする。
- 専門家の活用: 必要に応じて、専門家(コンサルタント、弁護士など)の力を借りる。
まとめ
同じことの繰り返しにりますが、スポーツクラブをハブとした地域経済活性化モデルは、地域社会全体の発展に貢献できる可能性を秘めています。
クラブを中心に一大経済圏を築くようなイメージですね。
スポンサー企業にとっても、スポーツクラブを支援することで、様々企業と濃い付き合いができるので、ただの認知向上に留まらない、スポンサーメリットとなると思いませんか?
本記事で紹介した内容を参考に、貴社の取り組みをより一層発展させてください。
もし、このようなクラブを中心にしたスポンサーシップを構築していきたいとお考えのクラブの方は、是非ご相談ください!特に地方クラブはこのような形が取れれば、地域においてクラブがさらなる存在意義を発揮できると思いますので!!是非、無料相談でお話しできるのをお待ちしております!
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