差別化をするために必要なことって何?~お客様にとっての「オンリーワン」になるのが、差別化のカギ~

ビジネスにおいて、競合他社を追い越すためには「差別化」が必要だ!ということは、あなたもよく聞いたことがあるのではないでしょうか?

「いかに相手との違いを見せて、自分たちを選んでもらえるか?」というのは、スポーツビジネスだけではなく、他の多くの分野において恒久的なテーマでもありますね。

ここでは、そんな「差別化」を行う上で、必要なことについてシェアしていきたいと思います。

【1】差別化するのは難しい??

数多くのライバルや競合相手から、あなたの商品やサービスが選ばれるために必要なことは、簡単にいえば「他との「違い」を明確に打ち出すこと」です。

しかし、簡単に「違いを明確に打ち出す」と言われても、「スポーツクラブやスポーツ教室って、提供するサービスとか商品も似たり寄ったりで、なかなか差別化するのが難しいよ…」と、あなたは思われたかもしれませんが、それも正しい意見出す。

そもそも、「差別化を図る」ためには、いくつか乗り越えるべき壁が存在するからです。

差別化の難しさ①:他との「違い」を作るのが、そもそも大変

このブログを読むくらい熱心なあなたなら、一度や二度は「どうすれば差別化できるか?」といったことを考えたことはあると思いますが、考えた結果、いかがでしたでしょうか?
差別化できましたか?
実際のところ、ほとんどうまくいかなかったのではないのでしょうか。
これはあなただけではなく、他の多くの人も同じようにうまくいっていません。

ですので、「差別化」というものは、口で言うほど簡単ではないんですね。
理由は簡単です。
世の中で、あなたしか提供できないサービス、というのはほとんどないからです。

だから、他との違いを作るって、本当に大変なんです。

差別化の難しさ②:すぐ真似される

2つ目の問題は、もしあなたが差別化に成功したとしても、「簡単にすぐに真似をされてしまう」という問題があります。

これだけ情報が発達している現在では、情報はすぐに広まるということもあるので、あなたが差別化し、あなたしか提供できないサービスだったはずだったのに、ライバルたちに「あいつのところの新しいサービス、うまくいってそうだな…」と思われたら、まず間違いなく真似されることになります。
すると、「難しさ➀」でお話したように、すぐに「あなたしか提供できないサービスというのは、ない」って状態になってしまいます。

一応の対策方法としては、あなたが圧倒的なNo.1となって他の追随を許さない存在として君臨するか、新しい「違い」を作り続けるか、あなたの積み重ねてきた年月など時間を売りにしながら歴史で勝負するか、といったところでしょうか…。しかし、これらも簡単にできるものではなく、根本的な対策ではないでしょう。

【2】差別化の策:お客さんにとってオンリーワンになる!

では、どのようなことを行えば、差別化を実現できるのだろうか?

それは、競合他社と違う存在になろうとするのではなく、お客さんにとっての「オンリーワンになる」という方法をとるということです。

そのために、あなたが目の前のお客さんに対して行うべきことは…
「あなたの手によって、お客さん自身がこれまで考えもしなかった新しい常識や新しい価値観を伝えること」

これは、めちゃくちゃ大事です!

多くの人には、一人一人それぞれ価値観があり、それは、あなたの商品やサービスに対しても同じように存在しています。
お客さんは、これまでの経験の中で構築された価値観を基に、あなたのサービスや商品に対しても、お客さんなりの常識や価値観をもって見ると思いますが、それを覆すような常識や価値観を伝えてあげるということをしてあげるんですね。

例えば、スポーツ業界では…、

日本はスポーツといえば学校教育(体育)から入ることがほとんどなので、スポーツは「営利を目的にするのは言語道断!不純!」といった常識がありました。少しでもビジネスの匂いを醸し出そうものなら、「なんて奴だ!スポーツへの冒涜だ!」とまで言われたりしてました。そして、それをいわゆる、スポーツの専門家なんかも同調していったりする。すると、それが一般的な意見になり、「スポーツ=非営利」という常識が成立することになるんですね。

しかし、私のように「スポーツも立派なビジネスだ」「ビジネスである以上、あなたの提供するサービス価値に見合った適正なお金をもらいましょう!」みたいなことを語るとどうなると思いますか?

他に同じような主張をしている人はいないわけでから、それが他のスポーツ専門家との明確な「違い」になります。

そして、もし他の人が私と同じようなことを言い始めたとしても、この価値観をすでに私から得た人にとっては、「その話はもう先生から習ってるし、知ってる。」ってことになるんですね。

世の中には同じような商品やサービスがあふれています。が、それでも、あなたのことを「他とは違う!」と思ってもらうためには、目の前のお客さんの常識や価値観の中に、あなたの手で新しい価値観や常識を伝えるんですね。

「あっ…この人は他の人と違うな。」と思って頂く必要があるというわけなんですね。

だから、あなたが差別化を実現するためにやるべきことというのは・・・
「お客さんが、あなたの業界において、どんな常識・価値観・信念・思い込みを持っているか?」
これを調べる必要があります。【※これ、めちゃくちゃ重要です】

あとは、あなたのこれまでの専門的知識やスキル、ノウハウを駆使して、お客さんが知り得ない常識や価値観を伝えてあげることで、お客さんにとって「オンリーワンの存在」になっていくことができます。

あなたもこれを実践し、是非「差別化」を図ってみて下さい!