「市場が何を求めているのかを知る」~スポーツ業界は「どう売るのか?」という売り手の事情から考えてビジネスを始めすぎ~
あなたのスポーツビジネスで、提供商品やサービスがどんなに素晴らしいものだったとしても、それを購入してくれる人たちがいなければ、あなたはスポーツビジネスを継続させることはできません。つまり、お客様を集めないといけないですよね。
しかし、あなたが行われているスポーツビジネスで会員(顧客)を集める前に、まずはその準備として市場で何が求められているのかを知る必要があります。
一般的なビジネスで顧客を集客する際に、上手くいっている企業が必ず行うことは…
「市場を調べ、その市場の問題を見つけ出して、その問題を解決する商品を開発してから、販売するまでの流れを作り上げる」
ということを行っているのですが、なぜかスポーツ業界では、その工程をすっ飛ばしてしまい、自分の持っているスキルを「どう売るのか?」という、売り手の事情から考えてビジネスを開始していることが非常に多いです(いわゆる、商品志向です)。
スポーツ業界は経験者が起業することも多いので、選手として培ってきた「専門スキル」や「知識」に自信があり、よい商品、よいサービスが提供できればお客さんは集まるだろうという、商品志向が強いことからきているように思います。また、これはスポーツに限らず、上記したような「専門スキル」や「知識」を仕事にしている業界では、共通で見られる傾向です。しかし、これではお客さんは集まらないでしょう。
市場の問題を知ることで、その問題に対して「自分のできること(自分の商品やサービス)でどうすれば解決できるのか?」という視点が重要になります。
この考え方、視点を身につけることで、あなたは自分の持つ専門スキルや知識を、より多くの人に発揮することができるでしょう!