集客はイベント型で!無料体験会は、信頼関係構築後!

大半のスポーツクラブやスポーツ教室では、無料体験会を実施していると思われますが、あなたのスポーツクラブやスポーツ教室はいかがでしょうか?
集客がうまくいっていない方や、無料体験会への集客にはある程度成功しているものの、その後の入会や成約といったところで伸び悩んでいるなら、この記事はきっと役に立つと思うので、是非、最後まで読んで頂きたい。

無料体験からの入会というのは、スポーツクラブ、スポーツ教室では王道のように用いられている手順ですね。しかし、私の過去の集客に関する記事を読んで頂いている、勘のいいあなたなら何か違和感を感じられていることだと思います。

前回までの集客についてのおさらいになりますが、集客というのは、「興味・関心がある人たちを集めること」であり、集客しなければならない「興味・関心のある人」というのは、「あなたが提供できる商品やサービスで、解決することが出来る悩みを抱えている人」でしたよね(もし、まだ前回までの記事を読まれていない方は、この辺りの集客に対する考え方は非常に重要なので是非読んでみて下さいね)。

それを踏まえて集客したはずなのに、いきなり「スポーツクラブの無料体験会」という集客では…やはり違和感を感じますよね。あくまで集客は、「悩みを解決するもの」で行わなければならないのです。無料体験会はその後です。

もし、仮に大きな宣伝費をかけることができるスポーツクラブやスポーツ教室が「無料体験会」で集客できたとしても、入会者は期待したほど上がることはないでしょう。
なぜだと思いますか?
それは、「スポーツクラブの無料体験会」であれば、無料体験後に待っているスポーツクラブへの入会や勧誘が容易に想像できるからです。ですので、実は集客の段階でも「無料体験会」というフレーズを使えば、イコール、後々勧誘が待っているというバイアスがかかってしまい、集客自体を困難にしてしまう恐れもあります。

それに対して、悩みを解決するもので集客をした場合は、いかがでしょうか?
例えば、あなたが、「腰痛で椅子にも座れないような60代」をターゲットにして、「もう腰痛はサヨウナラ!たった5分でできる腰痛改善トレーニング」といったイベントを開催するということで集客したとしましょう。もちろん、腰痛持ちでお悩みの方は、腰痛から解放されるという期待感をお持ちになり、思わず参加したくなると思います。また、このイベント型の集客が行いやす面は、先程の「無料体験会」とは違い、あなたのスポーツクラブ、スポーツ教室への入会や勧誘が見えにくいことも、参加のハードルをグッと下げているんですね(腰痛はあくまで例なので、あなたのビジネスにあった具体例を考えてみて下さいね)。

また、このイベント型の集客は、その後の入会という部分で考えた場合も非常にメリットがあります。

イベント型で集まって頂いた見込み客の方は、スポーツクラブへの入会ではなく「腰痛解消」という目的のために集まっているので、この方々には、入会への次のステップとして、「スポーツクラブの必要性」を教育していく必要があります。ここを行わずに入会を促したところで、大して入会はしてもらえないです。

そして、この教育をする際に、イベント型での集客は非常に有効に働いてくれます。
どういうことかというと、イベントで講師をされる方と参加者の間には、「先生(コーチ)」と「生徒(部員)」といった関係性や立場が自然に築かれます。そして、イベントのチラシなどに先生の実績などを書いておけば、なおよしです。それを見ている参加者は、イベント前から先生やコーチのことを尊敬の目をもって見てくれることになります。つまり、最初から信頼関係がある程度築けるんですね。これは、先程書いた「スポーツクラブの必要性」を教育していく際に非常に有効になります。簡単に言えば、やりやすい(教育しやすい)んですね。

イベントでは、しっかりと腰痛が発生する要因と、それを踏まえた対策方法を丁寧に伝えます。対策方法まで教えてもらえた参加者はきっと喜んでやろうと考え、モチベーションが上がっていますよね。その時に、教育する必要があります。

例えばこんな感じで・・・
『トレーニングや運動は、何が大変かというと継続することです。自分ひとりでやり続けるということは大変なんです。だから、ダイエットは大変なんですよね。だからこそ、このような「スポーツクラブというトレーニングを継続できる環境をつくることが大事なんです!それが腰痛改善につながります!」
ということを伝えてあげます。そうすることで、初めてこの参加者は、「スポーツクラブの必要性」を認識することになるのです。

その次に、無料体験会に来てもらうのです。そして、無料体験会を通してトレーニングを継続できることを実感してもらって、最後に入会となります。

ですので、いきなり無料体験会で集客するというのは、参加者の教育を飛ばして入会を迫ることになり、スポーツクラブの必要性も教育されていない参加者にとっては押し売り以外に何も感じないので、当然入会はしませんよね?

ほとんどのスポーツクラブは、無料体験会への参加を促す広告や集客ばかりです。

しかし、あなたはそうではなく、まず「悩みを解決するイベント開催」⇒「スポーツクラブの必要性を教育」⇒その上で「無料体験会への参加」⇒「入会」という流れを作ることで、集客だけではなく、入会率も他のスポーツクラブよりも大きく伸ばすことができるようになりましょう。