興味も関心も持っていない人達を集める方法

今回の話は、特にスポーツクラブ運営を始めたばかりで、集客に苦戦しているあなたにとって参考になるものになるはずだと思うので、是非読んでみてほしい。それ以外にも、スポーツクラブ、スポーツ教室などの集客に苦戦続きの経営者の方にも参考になると思うので、そういった方にも読んでもらいたい。

さて、あなたが上記のタイプの経営者の方だと想定して話を進めていきますが、まず一つ質問があります。例えば、あなたの地元で長く続いているスポーツクラブや、大きなスポーツクラブと比較した際に、あなたのスポーツクラブが大いに劣る部分があるのですが、それはなにか分かるでしょうか?

それは、知名度や認知度です。
長く続いているスポーツクラブや大きなスポーツクラブなら、名前を聞いただけで地元の(あなたの商圏内の)方々は、どんなことをする場所か、何をする場所かということがすぐにわかると思います。そういったことがイメージできれば、自分が抱えている悩みを解決できる場所かどうか?というのも、名前を聞いただけでお客様は自ら考えることが出来ます。ですので、こういった大きなスポーツクラブは、それこそ「スポーツジム生募集中!」ということを前面に出して大した工夫をしない集客活動であっても、ある程度集客はできてしまうんですね(ただ、大きなスポーツクラブといっても、こんなことだけしていては集客も頭打ちになりますので、それはまた後日記事にしようと思います)。

しかし、あなたのスポーツクラブは違うはずです。
まだ運営を始めたばかりで知名度も低い、認知度も低い。だから、当然あなたのスポーツクラブは地元の人たちにも知られていないのです。それは、しっかりと認識しておきましょう。
そして、その上で集客をしなければならない!ということも認識する必要があります。

つまり、あなたは、あなたのスポーツクラブに興味も関心も持っていない方々を集める必要があるということです。

「興味も関心も持っていない人を集めるの!?めちゃくちゃ大変だ…」こういう心の声が聞こえてきそうですが、あなたもそう思いましたか?

一見すると難しそうに思われるかもしれませんが、実は興味・関心を持っていない方を集めるのはそんなに難しくはありません

それはどうやって行うかというと、お客様が抱えている「悩み」に対してあなたのスポーツクラブとしてできる解決策を提示していく!ということです。
ですので、まずは「どんな悩みがあるか?」というのを考えていくのが、第1のステップです。
そして、第2のステップで、その数ある考え出した悩みの中で、あなたのスポーツクラブで解決できるようなものがあれば、そこを訴求していくのです。

例えば、あなたがスポーツクラブを運営しているならば、腰痛で椅子にも座れないような60代男性の悩みに対しては、腰回りの筋肉を鍛え良い姿勢を保つことで、腰痛を解消させることができますよね(腰痛改善は他にも方法はあると思いますが、私が腰痛を解消してもらった経験から書いています)。
つまり、この場合、行わなければならない集客活動は、このターゲット(腰痛持ちの60代男性)に向けた集客活動ということです。

例えば「もう腰痛はサヨウナラ!たった5分でできる腰痛改善トレーニング」といったようなチラシを作成したり、イベントを開催すれば、腰痛持ちの方なら、思わず参加したくなるでしょう。従来のスポーツクラブにみられる「スポーツクラブ生募集」といった集客活動は、大雑把すぎて、特に知名度や認知度の低いスポーツクラブが行ったところで、大した成果も生み出せないのです。理由は、今までの話でお分かりですよね。

このように、知名度に劣るならば、しっかりとターゲット選定を行った上で集客活動を行う必要があります。それができれば、集客状況は大きく改善できるはずです。 少し難しい言い方をすれば、どこに需要があるのか?どこに需要を見出すのか?ということです。
ぜひ、あなたの集客活動にも取り入れてみて下さい。